平成20年度の決算から水道事業会計について、安定的かつ継続的に事業経営に取り組りくむための新たな管理会計手法としてABC分析を導入してきました。
下水道事業についても、平成24年4月1日から地方公営企業法の全部を適用し、水道事業の組織と統合し、新たに上下水道局を発足したことから、水道事業と同様にABC分析を平成24年度決算から導入しています。
企業活動を個々の活動に分類し、細分化した「活動ごとの原価」を算出する管理会計手法で、1980年代後半に米国で発祥し、現在は日本企業への導入も進んでいます。
(水道事業)
原水を浄化して各家庭に水を届けるまでの企業活動(各過程)を大まかに分類し、その活動コストを把握します。活動ごとのコストを明らかにすることにより、コスト面から経営効率化に関する判断材料に活用できます。今回は以下の五つに分類し算出しました。
(下水道事業)
家庭等から集められた汚水を浄化して河川に放流するまでの企業活動(各過程)を大まかに分類し、その活動コストを把握します。活動ごとのコストを明らかにすることにより、コスト面から経営効率化に関する判断材料に活用できます。 今回は以下の五つに分類し算出しました。