政府の地震調査委員会が予測した耐震強度を設定して、平成20年度に浄水施設の耐震診断を行い、平成23年度で耐震工事を完了しました。中でも主幹施設である神野浄水場の管理本館については、市内への配水用ポンプ制御や市内圧力監視装置等の重要な機器を有し、職員が24時間常駐して集中監視・運転していることから震度6強の場合でも機能保持が可能である耐震補強としています。
浄水施設の年度別補強工事
工事年度 | 工 事 場 所 | 写 真 |
平成20年度 |
神野第2浄水場配水ポンプ井と配水池接続部の耐震化 |
① |
平成21年度 |
神野浄水場管理本館耐震補強 |
- |
PAC貯蔵タンク耐震補強 | - | |
平成22年度 | 神野第2浄水場沈澱池施設耐震補強 | ② |
平成23年度 | 神野第2浄水場急速ろ過池耐震補強 | - |
神野浄水場沈澱池施設耐震補強 | ② |
管路は、浄水場、配水池などの基幹施設と同様に、浄水場で作られた水道水を供給するための重要なライフラインとなる施設です。
平成17年度から口径75mm以上の管路については、耐震性に優れたダクタイル鋳鉄管(耐震形継手)を全面的に採用し、重要給水拠点を含めた基幹管路の計画的な更新を行っています。
佐賀市の基幹管路の耐震化状況(平成29年度末)としては、耐震適合率※2 51.2%となっています。
佐賀市(平成29年度末)
基幹管路の 総延長(A) |
耐震適合性のある管の延長(B) |
耐震管の延長 (C) |
耐震適合率 (B)/(A) |
耐震管の割合 (C)/(A) |
16.8km | 8.6km | 5.2km | 51.2% | 31.0% |
全国(平成29年度 厚生労働省発表) (参考)
基幹管路の 総延長(A) |
耐震適合性のあ る管の延長(B) |
耐震管の延長 (C) |
耐震適合率 (B)/(A) |
耐震管の割合 (C)/(A) |
104,799km | 41,159km | 26,090km | 39.3% | 24.9% |
※1 基幹管路 導水管、送水管、配水本管(給水管への分岐がない管)をいう。
※2 耐震適合率 管路が布設された地盤の性状を勘案し耐震性があると評価できる管
上下水道局 水循環部水道工務課 TEL:0952-33-1332
水循環部浄水課 TEL:0952-33-1334